最後までヒチコック監督にやられました。
数年前に屋根から落下しそうになった元刑事はその時に助けようとした警官を逆に落下させてしまう。それが元で高所恐怖症になり警察を辞職していた。有る時、旧友が妻の行動がおかしいので尾行調査を依頼してくる。尾行を続けるうちにその妻がサンフランシスコ湾に身投げするのに出くわした。男が救いだし自宅で介抱する。そのうち二人は恋中になってしまう。さらに妻は男の手を振り切り教会の塔より身を投げ本当に自殺してしまう。
男は彼女を想い街を彷徨い、無き妻と瓜二つの女性を見つけたのだが・・・。
いやはや、ヒチコック監督には参りました。冒頭の元刑事が妻を尾行するシーンから目を離せない着目点が続きます。そして絶妙な展開、男女の心理の描写など感心させられる事が多すぎます。２時間超の時間が長く思えませんでした。見事です。
