mai

めまいのmaiのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
3.9
傑作という前評判だったので期待値高めで見たのですが、それでも大満足できる映画でした!

ストーリーとしては意外性に続く意外性に富んでいて、一人二役で完全犯罪を仕上げるという新しさと(ジョンと一緒に、マデリンへカルロッタが乗り移ったのか?という非現実的な疑問に取り憑かれました)とカット撮りの斬新さに引き込まれました。
ただ、脚本と撮影手法への興味は駆り立てられるけれど、肝心のジョンとマデリン・ジュディの関係性にはあまりのめり込めなかったのだけが唯一の欠点な気がします。だから、最後のシーンの本当に愛しあえた瞬間もあまり引き込まれず…。

でも高所恐怖症を描くシーンなんか凄く斬新で、床が迫ってきてるような不思議な緊迫感に包まれていました。
2時間あって若干長めの映画ではあるのですが、冒頭のシーンからどんどんと引き込まれていき、あっという間に感じました。
mai

mai