終戦から10年経ち、彼の晩年になると、表情が明らかに暗く曇っていた。
彼のした事は、彼が望んだ結果の逆を招いた。「罪悪感はないが、責任は感じている。」
一人の人間のドラマとして見るにはなかなか壮大すぎる。
「人間の成長には、倫理観の成長が必要だ。」
化学の成長が争いを加速させること、彼ならわかっていたはずなのに……。ドイツが実験失敗する可能性をなんで信じなかったんだろう。
彼が何考えてんのか、よく分かんないんだけど、とにかく孤独そうでした。
平和なんて実現できないと、平穏なんて長続きしないとどうしても考えてしまう私には、
彼の平和主義者っぷりに尊敬するものの、不思議だとどこか思ってしまう。
ただ、行動を起こす事に意味はあるとは思うし、何もしてない私が「争いは無くならない」なんて言えないんだけれど。
彼自身の闘いがまず終わっていないような……とも思えた晩年の様子。
オッペンハイマー公開に先駆け公開されたのであろうNetflixのドキュメンタリー。
さすがNetflix!高いクオリティ。