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少女ヘジャルのhimacoのレビュー・感想・評価

少女ヘジャル(2001年製作の映画)
3.6
“自分の居場所”

なんとも物悲しい音楽。
これはこれでハッピーエンドと解釈していいのか。

トルコでのクルド人問題。
妻を亡くしいまだ失意の中にいる元判事でトルコ人のルファト。身の回りの世話をするのは長年家政婦として働くサキネ。

向かいの部屋で起きたクルド人の住人と警察の銃撃戦の後、部屋の外に独り立っていたクルド人の少女へジャルをひとまず匿ったものの、トルコ語が通じず、まだ幼いへジャルに手こずるルファト。

その姿を視界の隅に置きながら、老いた自分のこれからを見つめるルファトの姿は真面目で情の深さを感じられる。

愛おしいものを見つめる瞳の優しさよ。
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