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愛に乱暴のyouのレビュー・感想・評価

愛に乱暴(2024年製作の映画)
3.7
思ったよりも良かった!
好きだなと思った!

何が良くて、何が好きかと言われると、
多分大半が江口のりこなんだけど、
江口のりこが良いのはもちろん承知の上で鑑賞しているわけで、それでも何が良かったかというと、多分江口のりこをコッテリと大胆に調理しているところが。本当に良かった。(まさしく、劇中で江口のりこが貪るように食うていた家系ラーメン?のようなコッテリかつ大胆なうまさ)

多分私史上最もキャッチーで、気持ち良くもなれる江口のりこを観られた気がする。しかも映画館のスクリーンというのも、また、良くてだなぁ。。


橋本愛には煙草を吸って欲しいし、
池田エライザには大型二輪に乗って欲しいのなら、江口のりこにはチェーンソーで破壊して欲しい。なんだろうな。
この感覚って一般常識?結構みんな不意をつかれる、というよりは「確かに。それだ。」と映像を目にすることであっさりと腑に落ちていると思うんだ、私はそう。

ていうか多分意図ではないと思うんだけど、私の中で結構コメディ要素が濃くて、いや恐ろしいよ?そりゃ起きていること全部寒気がたって頭痛も止まず、恐ろしすぎて呆然としてしまうくらいには、そのほとんどが最低で最悪だったんだけど、その度がすぎた恐ろしさに時々笑うてしもうた。んだよね。もはやコレは幻想であり、夢である。って感じ。そう思えてきた瞬間から目の前で起きていることの一つ一つがおかしくて仕方がなかったわけですよね、スイカとか、ラーメンとか、まぁあとみんな大好きチェーンソーとか。
人の不幸を笑うのってどうかと思うけど、アレはもう笑えてしまうくらいの方が良いよね。だって、、江口のりこですよ。後半の方なんて悲しみとおかしみと爽快が行ったり来たりで感情忙しすぎたもんね。

ひとつ言えることは、マジで、
みんな最低でみんな最悪。みたいな登場人物の中で、李さんだけが輝いてみえた。
あの眩しい瞬間に出会えて良かったよ、桃子。どんなにダメでも情けなくてもだらしなくてもバカでもアホでもそれでもあぁいう瞬間のために人は生きなくてはならないし、生きる意味があるような気がしたな。ゴミ袋を投げ捨てて夜の住宅街を駆けるところから一気に世界が広がった気がした。夜なのにちょっと日が差している感じもした。

桃子も真守も全然最低なんだ、、と思うけど(というか真守はまじでどうにもならんくらい最低でそこに群がる女たちは馬鹿、だけど全否定できないくらいの良さは一応あるんだろうな、真守にも。ていうか子供作るなよな、普通に罰を受けろ。)私だって最高の人間なわけじゃないから、わかるところも随所にあって、、なんか思ったよりも、結構楽しめた。
ていうか、楽しむって感覚を持って行かずに観始めたから、終わった後「楽しかったかも…」となったことに驚いている。その驚きも相まって、本当思ったよりも印象に残った映画でした。

江口のりこがキャッチーで可愛いのが本当に、、本気。
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