前半部、つまんねーなー…って思ってたんやけど、それは主人公への共感できなさとか、
一見素敵に見えるはずの服や季節の料理、手作りの石鹸、何気ない夫婦の会話や義母への気遣いの全て、生活や自分に対する「愛でてる」気配が感じられないからであり、
終盤小泉孝太郎が「楽しくないんだよ…お前が楽しそうにすればするほど、楽しくないんだよ」という台詞で「だよねぇ、まさに」とクズ男的に描かれてるはずの夫の台詞に共感してしまいながら、この物語はつまんなさが重要ポイントなんだよなと気づき、その感覚が面白かった。素敵を装ったつまんない女をしっかり演じてる江口さん、良かったです。
あと電動ノコギリ振り回してるあたりの主人公が1番素敵だったので、そうそうその調子だぞ!て感じでした。