このレビューはネタバレを含みます
個人的に好きなタイプの不穏不条理投げっぱ短編ホラーの詰め合わせ。
どれも雰囲気は良いんですが、少し学生作品のような拙さを感じました。
4本の中では最後の「VOID」が雰囲気も演出も1番良かったです。
ほか三作品はリアリティラインが曖昧というか...。
日常の中に唐突に起こる非日常・不条理に人は不安や恐怖を感じると思うのですが、ツッコミどころが多く見せたい場面のための設定や展開といった印象が拭えませんでした。
若手の監督の短編作品を映画館で観れるのは嬉しいですが、ほぼフルプライスは少し高いなと感じる内容でした。
現代らしい無意識のモラハラや生きにくさ、鬱屈とした息苦しさや気持ち悪さをどの作品も描いていて時代だなあ~といった感想が1番に出ました。