劇場にて鑑賞。
90年代生まれの若手監督達による不条理をテーマにしたオムニバスホラー
派手さはなく、静かな作風ながらそれぞれ違った面白さと味わい深さのある作品となっていて良い。
カッチリ手堅い作り
中でもラストの『VOID』は儚くも美しくトップクラスの出来。
1番Jホラーというか黒沢清っぽい感じ
ワンシーンだけ『イット・フォローズ』っぽいシーンが出てきた時には超テンション上がった
ジャンプスケアは無く、不穏なノイズで盛り上げてじわりじわりと押し寄せる薄気味悪さ…気持ち悪さ…
ラストの畳み掛けは不穏度MAXを叩き出してくれた
『犬』『洗浄』も割と好き
どちらも体の見た目が変わっていく…というよりかは生態が変わっていくボディホラー味を感じた
『犬』
野生児の様な女の子と出会った事で変わっていく主人公
解像度の高いモラハラDV野郎のカスっぷりは見事やった
『洗浄』
水を啜る音が不快感を煽り立て超絶気持ち悪かった
自分達が面白い!と思っている事は他人にとっても決して面白いとは限らない
主人公が実は…系も含む
『Rat Tat Tat』
ウトウトしちゃった…