MasaichiYaguchi

コウイン 光陰のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

コウイン 光陰(2023年製作の映画)
3.6
「ウスケボーイズ」」「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」の柿崎ゆうじ監督が、自身の体験をもとに民間警備会社の身辺警護員たちの生き様を描いた「第二警備隊」の続編は、誰が敵か分からないなか、職務を全うしようとする主人公たちの熱い戦いがスリリングに繰り広げられる。
要人警護専門の警備会社エステックで、殉職した中本の遺志を継ぎ日々奮闘する高城久夫と佐野容子は、或る日、中国の工作員に追われていると話すひとりの女性から身辺警護を依頼される。
高城をはじめとした警護チームは、女性を匿うため人里離れたキャンプ場にやってくるが、すぐに工作員が迫っているとの情報が入ってくる。
子連れの家族や仲の良さそうな夫婦、若者グループなど、キャンプを楽しむ人々の中に、既に工作員が紛れているかもしれず、緊張が途切れない中で1人目の犠牲者が出てしまう。
高城役の出合正幸さん、佐野役の竹島由夏さんが夫々前作から続投し、彼らに警護を依頼する女性を山崎真実さんが演じている。
柿崎ゆうじ監督は、警備会社ビーテックインターナショナルの代表を務めているので、無線や警棒の資機材、無線使用コードをはじめ、アクションシーンも自らが指導し民間ボディーガードならではのリアリティを追求したものになっている。
果たして、疑心暗鬼、四面楚歌の状況下、彼らはどのような結末を迎えるのか?