にっきい

コウイン 光陰のにっきいのレビュー・感想・評価

コウイン 光陰(2023年製作の映画)
2.0
前にアップリンク京都で予告見てノワールぽいアクションだと思って楽しみにしてた映画。

殉職した中本の意思を継ぐ話し。
いやいやそんなの知りませんから。
同じ監督の『第二警備隊』の続編らしいけど、そんな事予告で一言も言ってなかったし。

大使館職員の女性が機密文書を持ち出した事で正体不明の人に襲われたので、民間の警備会社エステックにボディガードを依頼する。
エステックのメンバーは、人里離れたキャンプ場に女性を匿うのだが…、って話し。

殉職した中本ってのは回想シーンには出てくるけど、劇中"エステック"と言う会社名すら出て来ないし、全然続編って感じのストーリーではなかったです。
"マルタイ"とか"マルエム"とか専門用語の説明は無かったけど。
キャンプ場を貸し切る予算が無いから一般客がどんどん来て、周りは容疑者だらけ。
その中で依頼者を守るサスペンスアクションを目指したんだろうけど、相手は電波妨害してくるくらいなのに、民間警備会社が対応するって日本じゃあり得ないし、敵工作員が発砲しまくるのもリアリティ無いし、手に負えないと判断した時点で警察に依頼者を連れて行くのが普通だろうし、ツッコミどころ満載。
しかも演技は大根って訳では無いけど、アクションシーンにスピード感無くて、打ち合わせ通りに動いてる感じで迫力無いし。
避ける時にやたらと大袈裟に回転するのも変。
ストーリーもラストにどんでん返し的なのが有るけど、依頼者が何故機密文書を持ち出したのか?とか、それによって誰に狙われてるのか?とか、事件の背景が全く描かれてない。
シンプルな王道設定だけど韓国で撮ったら面白い映画になってただろう残念な作品。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年5月12日
鑑賞回:10:00〜11:40
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 H-1
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:93分
備考:会員料金
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