2021

蛇の道の2021のレビュー・感想・評価

蛇の道(2024年製作の映画)
3.3
何者かに娘を殺された男を、精神科医の柴咲コウが復讐の手助けをする話。

話が進むにつれ、娘を殺したとされる団体の真相が明らかになっていくんだけど、その過程が結構トチ狂ってて良かった。特に柴咲コウ。蛇か?と聞かれるほどの目の演技力。











すみませんここからネタバレ↓↓↓

死んだ一人目をナイフでぶっ刺してた辺りから、ん?柴咲コウもヤバいな?とは思って、団体の女性ボスが実は柴咲コウなのでは?と全員が考えたはず。結局違ったけど。

柴咲コウは、ダミアンを利用して邪魔者を消す+真相に近づく、をやりたかっただけなんだね。ダミアン心が安定してなさそうだったし、度胸もないのがより柴咲コウの強さと対比してて良かった。

にしても、ジムのムキムキマッチョをナード体型のダミアン+女性でなぜ勝てた?とか、ゲランが捕まる時さすがに抵抗しなさすぎじゃない?とか、ダミアン銃の腕良すぎとか、色んなシーンで割と詰めが甘い二人とか、まぁ突っ込みどころは色々あった。けど、細かいところは気にしない方が良いのかな。あとダミアンが変なところで笑ってんのも気になったけど、あれはダミアンがサーカスにちゃんと所属してたよ、だからそんなにビビってないんだよ、て伏線なのかな?

何か、点と点が繋がったー!ここ伏線だったのか!!みたいにはならない映画だった。話はかなり重めだし、サスペンスにしては淡々と進んでいくというか。自分的にはもう少し物語の起伏が欲しかったなーと思った。音楽ももう少し入れて欲しい。
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