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蛇の道のOMCのレビュー・感想・評価

蛇の道(2024年製作の映画)
4.0
何者かに娘を殺され、復讐を誓う男とそれに協力する精神科医の女の話。
1998年公開「蛇の道」の黒沢清監督によるセルフリメイク。
柴咲コウがずっとカッコよくてゾクゾクするし、登場人物がみんな怪しくて、謎だらけのまま話が進んでいって、それでいて時々笑えるシーンがあったりして、大好きな展開でした。
柴咲コウのフランス語は違和感なく聞けたので多分うまかったんだと思います。(←仏語が全くできない人間の役に立たない感想)
復讐しても死んだ人間は生き返らない。そして相手を恨む気持ちは永遠に消えない。それでも淡々と遂行し続ける気持ちも理解できる。
蛇のような目に潜む、家族への愛や悲しみを想像すると、心がざわつきます。
オリジナルも見てみたくなりました。
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