アシタマニアーナ

蛇の道のアシタマニアーナのネタバレレビュー・内容・結末

蛇の道(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル版とほぼ同じ様に撮っている場面が大半であるにも関わらず主人公が女性になり追加されたパートも相まって全く違うものに見えてくる。監禁する倉庫の縁が赤になっていて回路を、誘拐時に通る野原に立つ一本の木はカリスマを、西島を自死に誘導するのはcureをと黒沢清監督の過去作のアイコン・要素が散りばめられていて集大成的な趣があった。 西島秀俊の異常な雰囲気、ラストシーンのノートパソコン越しに映る柴咲コウの無になっている目の怖さ等監督が演出するとこうも役者が輝くのかと脱帽。