Takamasa

94歳のゲイのTakamasaのレビュー・感想・評価

94歳のゲイ(2024年製作の映画)
3.4
超スタンダードなドキュメンタリー構成。
ほぼ長めの報道ステーション。
イベントがない系だったので、どう作るか気になったが、主人公が94歳なのでゲイの歴史がまるまる当事者として、紹介することが出来る構成になっていた。遺書などいろいろ企画した後が見えて大変そうだった。ただあんだけ94歳で語れるのは凄い。
最後がハッピーエンドで良かった。恋の力ってやっぱすごい。ゲイの友達と言われたのは本人にとってショックだったのか気になる。不遇な時代を生きていた人の寛容性も感じた。自分の時代との差に、今のゲイを怒ってもおかしくないと思ったが、逆にアメリカ人とのハーフをかっこいいと惚れる寛容な価値観に驚いた。
街の説明ー本人の説明ーゲイの状況ー歴史ー本人ー本人の恋(取りこぼしたものを拾っていく)ーの構成。
ゲイとしてみんなプライドを、持っていて、時代の移り変わりを確かめるように長谷さんが生きていた。彼にとって今が現役なのだろう。
現役性が彼をボケずに生かしていたのかもしれない。
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