ふゆき

ぼくのお日さまのふゆきのレビュー・感想・評価

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)
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美しくもやるせない、しかし案外後味が悪くないのは、自分が中学生だったときを思い出し、さらに長い人生、こういうこともあるよな、という映画の外側を感じる、観客への信頼によるものだろうか…。

スポーツもの映画の大半は、「コーチと選手もの」と言い換えることができるのではなかろうか。
最近になってとみに、現実のスポーツ界で、コーチによる関係性を利用した性暴力などが重大な問題として注目されているが、そうでなくても支配的な関係、或いは共依存的な関係は昔から当然あるものだろうし、そのようなある種不健康な関係性に注目したアプローチの映画も多い。僕の大好きな『フォックスキャッチャー』などはそのキワミだろう。

(続く)
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