自分だったら何に憑りつくんだろう。ミニシアターの映写機に憑りつけば沢山の映画を見続けることができるかな。誰かの傍に寄り添いたいというのは考え難いかな。あるいはいつ死んでもこの世に未練なんかこれっぽっちもないということで、とりつくしま係にお会いすることもなく消えてしまうのかな。ロージンに憑りつく時の説明では憑りついたものの大半が飛散すると憑りついてはいられなくなるということだったけど、例えばジャングルジムに憑りついたあの少年はいつまで憑りついているんだろう。あんなちっちゃい子でもこの世への未練ってあるものなのかなあ。憑りついた人がもういいやって思ったら成仏できるものなんでしょうかねえ。憑りつくものを1回しか選べないのが面白さの元かな。でもなんだか未練をあまり感じられなかったなあ。