おむう

新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!のおむうのレビュー・感想・評価

3.9
8/10(土)グランドシネマサンシャイン池袋 13:00〜 上映後舞台挨拶にて。

ひょんなことから夢だった文芸部ではなく新聞部に入部した所結衣が、憧れの先生を探しながら学園の不祥事に立ち向かう勧善懲悪青春ストーリー。

ストーリーの主軸は非常にシンプルで展開に対する驚きは少ないものの、同監督『恋は光』にも感じた導線のおもしろおかしさは健在だった。
いわゆるティーン向けの映画であると思うが、人間味のある魅力的なキャラクターたちの関係が交差して矢印が増えていく学園モノの魅力が存分に詰まっていて満足。
多用される劇伴もアオハル感をより感じられて良かった。

髙石あかりさんの飄々としているが裏があるかさねの演技はさすがというかなんというか、映える。
中井友望さんをはじめ脇を固める俳優陣もぴったり。
私自身櫻坂46のファンであるが、『作りたい女と食べたい女』でも感じた藤吉夏鈴さんの質感・存在感はあの年代では特にユニークだと思う。
ライブにおいても底の知れない瞬間が多々ある方なので今後も出演作を追っていきたい。
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