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ありがとうモンスター
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『ありがとうモンスター』に投稿された感想・評価

"叫べない人もいる。"

目の前の相手への無償の愛。
我で選択することの大切さ。
歪な現代がここまで映像にかたどられることが可能なのか、表現のふくよかさに釘付けだった。

都市化された現代を生きる上で常に問われ続ける"自己"と"他者"。
誰に、どう、見られたいのか。

ご飯を生きるためでも死なないためでもなく、ただ、なんとなく食べている。という、切実な本音。この一言から染み出し始まる物語。

「自分は生きているのか死んでいるのか分かりません」

どうしようもない先輩とそれ以上にどうしようもない自分。
'ゴミ'がただ'ゴミ'であることの明朗さ。
人間味溢れるキャラクターたちが不器用にもがく中で全ては優しく肯定される。


今は一生。大阪を去る直前で、それを思い知らされる日々。いつかする、は今すぐしなければきっと一生しない。日常の連続性を度外視して"今このとき"何に時間を使って何を叶えるか?に対して忠実に生きることの重要性。

引越しは選択の連続で疲れた。熱を出すほど。これは必要?これは捨てる?の繰り返し。
でもそれをし続けるのが人生なのだと思う。

不自由を知って自由を感じる。自由が逆に苦しくて、不自由さに立ち返る。
生き方を問われ続ける暗闇の中で、ひとつの答えという光を与えてもらったような気がする。

自分の内面(身体の仕組みに至るまで)と社会(=他者の最高単位)を知ることの必要性に駆られた。

映画を作ることの苦しみと重大さがわかる今だからこそ、この作品が作られなければならなかった意味を痛いほど感じる。

居ても立っても居られないモンスターたちの呻きが夜の大阪にこだまする。

"人は生まれた時から曖昧な終身刑。"
G

Gの感想・評価

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生きたいのか死にたいのか…抜け殻のように生きる虫太郎と、それを都合よく利用するジョニー。何の為に生きるのか?どれが自分なのか?売れない劇団員の2人の生活を通して考えるきっかけをくれる。

重くてブラックなものを想像していたがまったく身構えずに見れる。ストーリー自体はわかりやすく、クスッと笑えるユーモアもある。鑑賞後も、自分と重ねてみたり、俯瞰してみたり、セリフを思い返してみたり、色々な角度から楽しめてとても味わい深い作品。

何の為に生きるのかを突き詰めて考え、空虚な感覚に陥ったことは誰にでもあると思う。そこに蓋をして、夢や目標を設定することで皆んな生きているが、そこから抜け出せずさまよい続けているのが虫太郎。うまく蓋ができず、他者を見下すことで何とか自分を保とうとしているのがジョニー。

自分というものが、人と人との関係のなかで形成される相対的なものだとすると、本当の自分なんてものは存在しないのかもしれない。実際にこの感想も、誰かに見られることを考えながら書いている。虫太郎のセリフにもあるように、誰もが何かのフリをすることで何とか生きているだけなのかもしれない。

それでも、痛みや恐怖を感じるのは真実だし、チキンラーメンはやっぱり美味しい。
絶対的な答えはない。本当の自分であろうと自分のフリであろうと、豊かな人生を送りたいとは思う。

虫太郎がどういう40年間を過ごしてきたのか、その変化も見てみたい。