このレビューはネタバレを含みます
ガルーが部隊で培った身体で解放的かつマッチョなダンスを踊るラストの艶かしさというか、直視し難いほどの曝け出された人の姿というか。強烈だった。ダンスに対する感性か著しく低いのにも関わらず、ひどく動揺させられた。
男性社会というべき外国人部隊で部下に権威を脅かされ、一度精神的に殺された男。彼がマルセイユで再び踊った男性的でありながらも、その部分が部隊にいたときほど誇張されることはない。
社会に与えられた性ではなく、自己的に性を獲得した彼をダンスが象徴するようだった。
そして異邦人ばりの陽光🌞