このレビューはネタバレを含みます
他者としての自分に出会い、他者でない他人に出会う傑作!!
他者との距離が入り乱れ、混乱した現代において他者との適正な距離を取り戻すための映画だった。
ファーストシーンの修学旅行生や名前を与えられな>>続きを読む
リュミエール兄弟のように、フィルムに愛おしい瞬間、美しい光、運動の快楽を収めようとする作品を見たかった。しかし、シネマトグラフから100年後の監督たちはメタを撮らざるを得なかったのだろうか。
吉田喜>>続きを読む
『戒厳令』以後の吉田喜重
756号を見る権利があるのかという倫理。それと同時に24フレームの映画に収めることができない1/1000秒の瞬間。見ることの倫理と表象不可能性に挑む後期吉田喜重らしい作品で>>続きを読む
小津安二郎論であり、同時に吉田喜重の映画論である。
『見ることのアナーキズム』を書いた吉田喜重らしい、見ることにどこまでも実直に向き合った作品。
これを映画を見るためのバイブルとしたい