“ノーラン監督の原風景”
日本でのデビュー作『メメント』の衝撃から20余年、ひたすら追い続けてきたノーラン監督作品
残念ながら『メメント』公開後ひっそりと行われた本作の劇場公開は見逃してしまいましたが、その後メディアで鑑賞
今回ようやく彼の長編作品劇場鑑賞コンプリート🙌
本作を観た誰もが感じる通りデビュー作である本作で既にノーランの作家性が完成されているのは驚くべきこと😲
その最たるものが時間軸の操作
決して珍しくはないギミックですが、彼の手にかかるとそのカタルシスの快感から抜け出せなくなるのはまさにノーランマジック
さらにそれを可能にしている計算され尽くした脚本の凄さ
本作でもそんなカタルシスと脚本の妙を十分味わえます
本作の主人公が映画ファンでバットマン好きの作家希望の若者なのはノーラン監督自身の投影か?w
緊張感を煽り観客を物語に引き込む音楽も本作のデビット・ジュリアンからジマー、ゴランソンへと引き継がれ、これまたいっさいぶれてない
その後、その才能を評価され手にしたビックバジェット、そしてIMAXフィルムという武器で、彼は進化というより異次元に向かっているとさえ思えます
さらに彼が手にした社会への影響力
…からの『オッペンハイマー』
そして次回作候補はイギリスのスパイSFドラマ『プリズナーNo.6』のリメイクとの噂
次はどんな次元に我々を連れて行ってくれるのか期待値は高まるばかり
こうして私はひたすら彼のフォロウィングを続けてしまうのです😆
p.s.
今回のレストア版日本公開はノーラン監督自身が熱望したとのこと
これって『オッペンハイマー』公開にこぎつけてくれた日本への感謝の気持ち?
コロナ禍での『テネット』公開時、池袋グラシネ宛に直筆の感謝の手紙を送ったエピソードといい、どんだけ真面目で律儀なの?ノーラン監督w
そんな彼の人間味もフォロウィングする理由の一つ😁