あまりにも耽美で妖艶。
単調に思われるものの不思議な浮遊感と物語全体に漂う気持ちの悪さ、虞れ、まるで悪夢。
エコールやミネハハ、ヴァージン・スーサイズを想起させます。ソフィア・コッポラは、こちらの作品に直接的に影響されたとのことですが、彼女だけでなく、本作品の映画界での影響度は計り知れません。
余韻こそが全てであり、
視聴後に微かに残る空虚感や虚無感、脱力感を存分に楽しめる。
謎は謎のままでいいのです、だって夢想なのですから。
今でも彼女達の小鳥の囀りのような笑い声がくすくすと聞こえてくるような気がします。