ハレルヤ

マラソン マンのハレルヤのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.7
マラソン好きの大学院生のベーブ。ある日兄のドクが何者かに刺されて死亡する。その後から自身も大きな陰謀を巻き込まれて命を狙われるサスペンス映画。

ジョン・シュレシンジャー監督、ダスティン・ホフマン主演「真夜中のカーボーイ」と同じ監督主演のタッグで描かれる陰謀もののサスペンス。共演にもローレンス・オリヴィエにロイ・シャイダーと実力派が揃っています。

正直中盤まで誰がどういう役割で、どういう場面なのか、よく分からなくて話の流れがイマイチ掴めない感じ。しかしベーブの兄のドクが殺されてから、ストーリーは一気に加速。

何も知らないベーブはいきなり壮絶な拷問を受けて、命の危険に晒される。あの歯を狙った拷問は音だけでも身が縮まるくらい痛々しい場面でした。

前半まではただの大学院生だったベーブが後半から裏社会の人間相手にガッツリ戦えてるのは、ちょっとスーパーマンになりすぎてる感はありました。ラストの決着もちょっとお粗末気味。

タイトルのマラソンマンも最初こそは「何でこのタイトル?」と思っていましたが、アジトから逃げ出す場面で何となく分かりました。笑

普通なら点数はもう少し低めですが、キャストの良さと後半の勢いでこの点数です。悪くはないけどどこか惜しい気がする作品でしたね。
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