unko

家出レスラーのunkoのレビュー・感想・評価

家出レスラー(2024年製作の映画)
3.3
ご本人による原作「引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで」の映像化。女子プロレスラーへと成長した岩谷麻優の半生を描く。

ある事件をきっかけに、2年間引きこもり生活をしていたマユ(平井杏奈)だったが、ある日兄(中本大賀)にプロレスのチケットを貰い、生観戦することに。プロレスラーが輝いて見えたマユは自身もプロレスラーになりたいと、求人が出ていた女子プロレス団体スターダムに応募する。
合格したマユは6千円を片手に実家を出て、上京するのであった…。

現実逃避をするためにマユの世界をアニメーションで表現するところが非常に可愛く、OPから引き寄せられる。
練習生からプロに入ったが、連日試合に負けてゲンナリし、練習もさぼりがちになる。
しかしポンコツだがグッズは売れているという序盤の展開は正直面白くはなかったが、スターダムのオーナーぐっしー(竹中直人)がマユの母からの電話に出てから段々面白くなっていく。
責任感が芽生えたマユがスターダムの看板として成り上がっていくのは、定番だが岩谷麻優の半生だと考えると、現実とは突飛なものではないのだなぁとシミジミ。。

最後までついてきてくれた羅月役の朱里(本物のプロ)との試合は、緊張感と臨場感があり、とても良かった。(私自身はプロレス素人です)

実際の岩谷のテーマ曲が多くかかるのでファンはとても嬉しいのではと感じた。
unko

unko