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室井慎次 敗れざる者のJOWのレビュー・感想・評価

室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)
3.5
"あの男"との約束を果たせぬまま、警察を辞めた室井慎次。
彼は故郷の秋田で、犯罪孤児である2人の少年と共に、畑を耕しながら、ただ静かに暮らしていた。なに不自由なく、三人で幸せに過ごしていたが、ある日、家のすぐ近くの土の中から酷い悪臭が漂ってきた。
土を掘り返してみると、死後2週間が経った死体が出てきたのだ。腐った西洋梨と共に。
それと同時に、26年前に、湾岸署を震撼させた犯罪者、日向真奈美(ひゅうがまなみ)の娘が室井の前に姿を現したのだった。

「踊る」新プロジェクトとして公開された今作なだけに、新旧キャストが多数出演。
過去作を見ているとより一層楽しめる仕組みになっていた
ドラマでのセリフの伏線だったり、「踊る」ならではなギャグも健在。
なにより、室井がよく笑う。自分としてはそれだけでも「室井が幸せなんだな」と思った。
でも、彼の中にはまだ「約束を果たせなかった」悔しさがずっと残っている
後編でその悔しさと、彼の中に残っているものがしっかりと終わりを迎える事を願いたい。
見ていて少し引っかかるところはあるけど、結構楽しめた
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