このレビューはネタバレを含みます
未だ日本映画の実写No.1興収記録を持つ『踊る大捜査線』のスピンオフ前編。
警視庁の組織改革半ばで、早期退職して地元・秋田の田舎に引っ込み、隠遁生活を送る室井慎治。室井が施設の子供を預かり育てている池そば家の脇で、レインボーブリッジ封鎖事件の犯人の一人が遺体となって発見される。
猟奇犯の日向の娘の出現、元部下からの強引な捜査協力の依頼、そして、室井の家の倉庫が焼け落ちるに至り… つづく
コメディリリーフの矢本悠馬演じる地元署の巡査以外は、田舎の子育て奮闘記になっており、『北の国から』が彷彿されてしまった。
大仰な音楽による派手な演出も同様に古臭く思えてしまう。熟年製作陣による、大人のドラマと化していて、私の思う(踊るらしさ)から離れすぎている気がした。