パンフレット

バッドボーイズ RIDE OR DIEのパンフレットのレビュー・感想・評価

バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)
3.5
日本語字幕は、菊地浩司
パンフレットは880円

日本公開日は2024年06月21日
米国公開日は2024年06月07日

客層:男性1人客1割
客入り:約1割

いつの間にか前作から4年も経っていたことに驚いた。

前作は少し違和感の残る作品(世代交代みたいな雰囲気や今までとは異なるアクション傾向)だったが、今作はだいぶ正統な方向性に戻っていた。マイケル・ベイにはまだまだ遠い。

今までの映画での事件が緩く繋がってる流れがあって、とても良かった。派手目なアクションも随所に見られ、満足できるが、バッドボーイズ 以外にもアクションの割合は分散されていた。主役の2人以外もバッドボーイズ と言えば、バッドボーイズ だが。

息子の存在には慣れないが、うまく取り込んで処理していたと思う(状況は理解できるが、前作での出来事を考えると敵意を示さずにはいられない)。


悪役の行動目的や状況的にどういう立ち位置なのか、理解しづらい。強敵そうで小物感はないが、とは言え大物感を感じにくい面もある。

レジー。さすが海兵隊。今までシリーズを観てきた人たちは好きになると思う。シリーズが長く続くと、ただただ冗長化するだけかなと思いきや、ところどころでポイントを突いてくる。


そういや、よく見るミームと化した人物が出演してた。やれやれとやっていた。

前作がコロナ禍での公開ということを考えると比較はできないが、本作は大々的なプロモーションはされていない。また、日本語吹替版もなく、非常にコンパクトな宣伝をしているような気がする。相変わらずSNSでの露出が主体。来日してもしなくても、確かに興収には変化なさそうなのが今の日本における洋画界隈。全く関係なさそうな方々に話題性だけで吹替を頼まなかった点は評価する(今回のような節約傾向のプロモーションは、『マダム・ウェブ』や『ゴーストバスターズ』の日本における批評が関係していたりして)。


不思議だが、これ程までの大作映画なのに、Filmarksは、キャスト情報を充実させる気がないようだ。

SNSにおけるインフルエンサーと言われる人々の宣伝は本当に効果があるんだろうか。

06/22/Sat/2024/607 No.19