バッドボーイズは2バッドが最高傑作であのスーパー悪趣味路線があったからこそここまでのシリーズになったことは言うまでもないんよな。
前作は監督も代わったし。変にシリアス路線になったしアクも無くなっちゃったで残念な出来だったけど今作は持ち直してたんじゃないすか。
ストーリーは引き続きシリアスを継続。
今は亡きハワード警部に麻薬組織との汚職の嫌疑がかけられる。警部の汚名を晴らすべくバッドボーイズが立ち上がる。が、内部にも裏切り者がいるらしく謀略によってマイクとマーカスは孤立無援、警察からも組織からも街のギャングからも追われることとなる。
いいね、この四面楚歌からのカムバックってシチュエーションは大好物だ。
前回の失敗を踏まえてか、今作はただシリアスに終始してシリーズの良さを殺しちゃうってことはなかった。絶妙塩梅で笑いが差し込まれてたんじゃないすかね。キャラクターの構築も良かった。
中年丸出しでマイクについていけなくなってたマーカスも死の底から復活して謎のスピリチュアルモードに覚醒。新境地開拓でまた魅力的になってた。
過去作の脇役達も掘り下げがあって新たな魅力を発掘されてて良かったね。
アルマンドはめちゃくちゃセクシーな男だったし、刑務所での格闘シーンのおかげで昨日の敵が今日は最強の味方って演出に箔がついてた。
あのひ弱な少年レジーが海兵隊員になって屈強な敵部隊相手に無双するシーンは激アツだった。グリルの権利もラストカットまで頂いちゃって大出世。
その分一作目から着実にステップアップしていたフレッチャーが雑に退場させられたのは悲しかった...
余談だけどフレッチャーって元NBA選手のジョンサリーが演じてたんだな。80年代ピストンズ、所謂“バッドボーイズ”の一員として活躍。その後92年には“マイアミヒート”に移籍。なるほどなるほど何かとこのシリーズに縁が深くてキャスティングされた訳だったんだね。
メモ
カベンネラメが通行人として出演してる。お馴染みのwhyのポーズしてた。
