HIKARU

憐れみの3章のHIKARUのレビュー・感想・評価

憐れみの3章(2024年製作の映画)
4.0
待ちに待ったヨルゴス×エマのタッグ第3弾。
ということで初日に行ってきた。
1月に『哀れなるものたち』を観て8ヶ月後に新作が出るとはヨルゴス恐るべし。

いやー、やっぱあの監督はド変態。。笑
エロの意味でもかなりオープンな変態やし、ストーリー構成も相当変態で変人。笑
それは前から分かってたけど、変人と天才は紙一重っていう代表やね。

3ストーリーに分かれたオムニバス作品やけど、3章どれもキャストは同じ。
キャストは今回もまたまた個性豊かで素晴らしい!!
3時間と長かったけど、オムニバス形式ってのもあって全然長く感じひんかった。

上映スタートした瞬間に今作の主題歌ともいえる「Sweet Dreams」が流れて目が釘付け。
鑑賞者はみんなスタートからスクリーンから目が離されへんくなったと思う。
けど、一体何が起きるんかどういうストーリーなんか真剣に観てても終始分からんかった。笑
何というか、脳みそかきみだされた。笑

そして今回もキャストは個性豊かで素晴らしかった。
『哀れなるものたち』に続いてウィレムデフォー(個性派俳優の代表)、マーガレットクアリー。
ウィレムデフォーが出る作品にハズレはありません。ほんま好きな俳優。
マーガレットは『哀れなるものたち』のときはほとんどセリフなかったけど、今回はすごかったね!!
ヨルゴスめちゃくちゃお気に入りなんやろうなって感じ。
そしてジェシープレモンスはこの作品でカンヌ国際映画祭で男優賞を獲っただけあって、すごい演技力。
彼は『ブレイキングバッド』のときはまだ若かったけどすごい個性的な演技をしてたからすごいブレイクしたなあ。

ホンチャウは『ザ・メニュー』と『ザ・ホエール』でもすごい演技力やと思ったけど、今回またクセのある役で素晴らしかった!

あとは『女王陛下のお気に入り』でエマと共演してたジョーアルウィン。
6年付き合ってたテイラーと別れたけど大丈夫かな?笑

劇中の不気味なサウンドと不穏さ、エロいシーン、裸のシーンなどは相変わらず。笑
今回も裸多かったわー。笑
そしてちょいちょいグロいシーンがあって一瞬目を背けてしまったり。
あとエマの最後の謎ダンス。笑
予告で見てたけどやっぱ意味不明やった。笑

『哀れなるものたち』であんだけ幻想的でクセの強い素晴らしい大ヒット作を出したあとによくこんな理解不能なヤバい怪作を作ったもんやわ。笑

そろそろヨルゴスにはオスカーで監督賞を獲ってほしいけど、ちょっと今作は過去作に比べてまた一段とクセが強いからどうかな?笑
好きと苦手がハッキリ分かれるかもね。

長くなったけど、ヨルゴスファンでも面白い面白くないで評価できる作品ではありませんでした。笑
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