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ジョン・カーターのmuscleのレビュー・感想・評価

ジョン・カーター(2012年製作の映画)
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すげーつまらんと思ったらラストでシャマランみたいな大どんでん返しがあってタイトル回収して終わる。すごい!でもその前の話が平坦すぎるし、無味無臭な感じ。
ドラえもんの火星で重力が少ないから無双するみたいな話をそのままやるだけ。ちょっと政治劇とかメタフィクションしたりしているが、いかんせんとにかくキャラの魅力が無さすぎる。
ぴょんぴょん飛び跳ねるアクションは3Dとあっていたけれど…それは別に能力や個性ではない。でもこのラストは異世界転生かつブラックミラーみたいでグッときた。そこがなんか惜しい。

ギネスに載るぐらい大コケだったらしいけど、『天国の門』といい、プロデューサーが監督と仲良く、監督がイケイケどんどんで、かつ当たるはずのない原作(or脚本)、監督の元々のこだわり主義…これらが複数あればあるほど大コケ度合いが高くなる。今作はウォーリーとファイディングニモで上り調子だったころのアンドリュー・スタントン。当初はロバート・ロドリゲスだったらしい。それこそガイリッチーでやっていたなら…? 良かった映画より超ダメだった映画のメイキングのほうがスリリングな気がして見たくなってしまう。
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