山Q

うんこと死体の復権の山Qのネタバレレビュー・内容・結末

うんこと死体の復権(2024年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

序盤から当たり前のようにスクリーンいっぱいに人糞がアップで映され流石にちょっとキツかったけどそれなりに慣れてくる。野糞して1分ほどでハエが止まり、数秒でウジ虫を産み落とすシーンはマジで気持ち悪くてたまらなかった。
あとは容器に大量のウジ虫を入れてモゾモゾ動いてるシーンもウジ虫苦手な自分はキツかった。
それでも実に興味深い内容ばかりで出てくるオッサン達全員カッコええ。
全員魅力的だが一章の糞土師 伊沢正名さんが物腰の柔らかさといい、声の感じといい、尻拭き紙替わりの葉っぱを数種類持ち歩いているところや、庭でそれを育てているところ、人に野糞させるための山を購入してるところ、数日前にしたウンコをケーキ取り分けるときのように包丁で丁寧に切り取って断面みせるなど相当魅力的な人だった。
ウンコにしろ死体にしろ形あるものが土にかえっていく過程をなんとなくでしか知らなかったし、そこに興味も持てていなかった自分にとって最高に楽しく勉強になるドキュメントであった。
虫が大好きだった子ども時代、至る所で土を掘り返していたがたまにネチョネチョの土があったりしたのがウンコだったのかなあとか思い出したり、今では苦手な虫の観察がめちゃくちゃ懐かしくみれたのも良かった。
観賞後に以前から楽しみにしていたカレー屋さんに訪問することが決まっており、想定外のウジ虫をみたため不安だったが別のことを考えて食えば楽勝だった。
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