正直、あまり好きな映画じゃなかった。期待して観たものに限って微妙なんだよなぁ。
少し自分の受験期を思い出しながら観ていた。もし受かっていなかったら自分はどうなっていたんだろう?なんて。やってる本人は自分のことだから絶対受かると強気でも親とか心配で仕方なかっただろうな。
龍二が八虎を小田原の海岸まで来させるシーン。
あんなこと言われたら行かないわけにはいかなくなるじゃないか!他人の人生なんだと思ってるんだ!…と、龍二のことが一気に嫌いになった。行かなかったら一生後悔するだろうから、八虎は行くんだろうなとは思ったけど、いや~本当に龍二君、キミ酷すぎないか?
旅館で浴衣を脱ぎ始めたところで、おいおいおい!と思ったけど、非常に真面目な藝術家二人で安心した笑 このシーンが後で大事になってくるからなきゃいけないシーンだったんだね笑
しかし、裸体も美しく撮ったり描いたりしないと藝術にならないよなぁ。レ二・リーフェンシュタールの『民族の祭典』や『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』の裸体は美しかった。これこそが藝術だと魅せられた。
この映画には作品に対する愛が感じられなかった。