アカデミー賞にノミネートされて前々から気になってた作品。コンクラーベについては天使と悪魔の知識くらいしかなかったけど重要なことはフワッと作中で教えてくれるから問題なし。ただごめんなさいで、枢機卿がどんだけ偉いのかよく分からないし、なんとなくこれはタブーなんだろうなあって想像しても細かい部分はやっぱり分からないし、信仰や知識がある状態で見たら楽しめるんだと思う。
重厚感のある雰囲気と画面が暗い中、登場人物がたくさん出てきて聞きなれない言葉を浴びてるから前半はそれなりに眠くてしんどかったけど、いざ始まって事態が動き始めてからは面白いサスペンス。途中からHUNTER×HUNTERの会長選挙だと思って見ることにした。ただこの人が教皇になりそうだなあっていうのが、そのまま行くからもう一捻り欲しかったかなあ…とはいえラストは良かったと思う。
実態は知らないけどローマ教皇っていう世界的に神聖な権威を選ぶ儀式と相反して保守とリベラルの政治的な権力闘争全開という人間臭さ全開な皮肉。
ご丁寧に公式HPで長々とネタバレ解説してくれてたから、よく読んでみたいと思う。
次回コンクラーベでは報連相を徹底して欲しいですね。
