バナンザ

シャイニングのバナンザのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.9
映画が終わっても全てのピースが出揃わない、この感じがとても良かった。

トランプで七並べをしているときにジョーカー以外の変なトランプカードが出てきたり、皆手札がないのに、完成されていない状態のように奇怪であり心残りを与えてくれる。

鏡を使って、現実世界と狂気世界を分けていた印象があるが、後半はカオスした世界になり、どちらなの世界に帰結することを無意識に予想していたと思う。

映画終了後カタルシスを感じるのではなく、心に傷を残すことにアート性を感じる。 
バナンザ

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