ミサホ

シャイニングのミサホのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.3
大好きなホラー映画。
高校生くらいの時に観て、しばらくマンションの階段が怖かった。

40歳過ぎて改めて観たけれど、その新鮮さは変わらず。視覚的にここまでの恐怖を感じたのはこの作品が初めてだった。

ホテルの内装はなんとも豪華だし、モダンなカーペットのデザインなどの美術も素晴らしい。

ジャック・ニコルソンの圧巻の演技は、すでに語り尽くされている。
もう怖過ぎて、そのイメージがなかなか抜けなかった記憶がある。

視覚的な恐怖で印象的なのは、双子の女の子はもちろんだけれど、エレベーターから溢れる血には、初めて観たときから、私にとって“シャイニングといえばあのシーン”というくらい強烈だった。

あとは、“237”という数字だ。
この数字が曲者で、他の数字は考えられない。これは西洋では何か意味のある数字なのかな…そこら辺はわからないが、日本語で言ったとしても「にひゃくさんじゅうなな」という絶妙に長くて乾いた感じと湿った感じが混ざったような響きで不気味だ。

とにかく、超怖くて、美しい、大好きな伝説のホラー作品である。
ミサホ

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