ちの

シャイニングのちののレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.1
なんだかんだいってキューブリックの映像を観たのは初めて。映像がきれいな方がいい。ブルーレイをお勧めします。メイキングも少し見たけれど、キモいほどこだわりが強いんだな、と。子役の目線に合わせてカメラを配置したり、セットもどこかを使っているかと思ったら、ほとんど作らせて、ホテルの内部や迷路の庭までセットを組んだと。あんなに可愛い子役に88テイクやらせたり、役作りのためにウェンディー役の人にはとびきり冷たく接したり…だからあんなに完璧な映像がつくれるのね。

ストーリー的なストーリーはあんまりなくて、観る人に委ねる形で物語も綴じられている。ホラー映画だけれど何が怖いとかそう言うんじゃなくてもっと潜在的な、本能的な不気味さが最初から最後までピシピシに詰まってます。
ジャックニコルソンの出演作、バットマンくらいしかみたことないけど、とにかく主役がキモかった、です。
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