リッジスカイウォーカー

シャイニングのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.5
僕はホラーが苦手なので、この作品を観ることは避けてきました。

だけどレディ・プレイヤー1に出てきちゃったものだから、どうしても気になっていて、やっとこさ鑑賞。

結果、今までなんで観なかったのか?という反省をしましたよw

観終わってネタバレ考察サイトを観たんですが、なるほど!!と思える解釈ばかりで唸ってしまいました。

セリフ、シーンの一つ一つに意味が込められていて2度3度観る方が面白いシーンが随所にありますね。

結局シャイニングは所謂第六感みたいな扱いでよくわからないのですが、「こうなんじゃないか?」という想像を巡らせるには作品中に答えを出さない方が良いのかもしれないなと思いました。

一つの演出として。

しかし、キューブリックの演出はすごいですね。今観てもグイグイ惹きこまれました。

カメラが滑らかにスクロールする撮影方法。
模型の迷路の中に妻、子どもがいる演出。
耳鳴りを鳴らすことで不安を煽り、何かが起こる予兆を醸し出す。
鏡を巧みに使った反転世界。
REDRUMはもうハッ!!となりました。
などなど。まだまだ探せばたくさんありそうです。

ジャック・ニコルソンの鬼気迫る演技もすごいですが、それよりも奥さん役の方の恐怖の表情が本当にすごい。
もう目に焼き付いて離れない。
今までいろんな作品を観ましたが、心の底からの恐怖を体現したこの表情はトップオブトップです。
大体ただのうるさい人になりがちなんですが、もう何が起こってるのかわからないし、怖いし、どうしたらいいかわからないという不安と緊張と恐怖がごちゃ混ぜになった表情がもう最高です!

ドクタースリープがめっちゃ気になってきました。