ホワイトトラッシュを煌びやかに逞しく。ショーン・ベイカー節全開。
めちゃくちゃ面白かったです！特に第2幕からの面白さは一体なんなんですか⁉︎スパイダーバース3公開とかよほどの事がない限り今年ベストです。
ショーン・ベイカー監督作品は毎回ですがみんなダメすぎて愛おしい。ほんとダメ。笑
行き着く先に明るい未来が見えない、解決が見えないのも毎度のこと。絶対悪い方に向かっているのに悲観的にならないというか。これを日本でやると暗い話にしかならないのにアメリカを舞台にショーン・ベイカーが作ると元気がもらえる話になる不思議。
毎回ビターエンドなのに逞しいんですよね、やっぱり。生きていくしかねぇんだよ！という生命力を感じます。みんな好き。
マイキー・マディソンはオスカーを逃してもこれで大スターになるでしょう。素晴らしかったです。
でも今回はオリガルヒ手下3人組が面白すぎました。後半ずっと笑ってましたもん。もうコントじゃないですか。
『コンパートメントNO.6』を観ておくと面白さ3割増しくらいになります。彼は強面だけどどこかやさしさが滲み出てる顔がとても好き。
イヴァンのモデルはローガン・ポールと見た。顔面は良いけどダメすぎる。笑
追記
もう1人の主人公イゴール。
彼もまた出自と風貌で差別と偏見にさられてきた底辺の人間の1人なんだよなぁと。だからショーン・ベイカーはコンパートメントNO.6と同じ役どころをユーリーに託したのだと思う。
