ストロング

ANORA アノーラのストロングのレビュー・感想・評価

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)
5.0
「あの数日間」=「光」=「アノーラ」伝われ!笑
見終わったあと飲み物一気飲みしたくなる映画でした。
やはり映画を引き立たせるのは「美」、そしてストーリーよりも「会話」なのかもしれない。

エロティックで始まりどーなるのかと思ったら、エロティックが続いていくっていう笑
それも前半20〜30分は何を見せられてるんだっていうくらいな完成度でした
そして途中からなんの映画だっけってなりました。
エロ面白いは罪ですね。
ここまで浅い恋愛観をいかに他の要素で固めていったか、主人公を2人にせず、女性の知人キャラではなく、男性側の取り巻きを袖に添えたのも素晴らしいし、冒頭の方に意味を持たせすぎなかったのも良かったと思います。なによりも極端に飛ばすことなく、リアルな流れで展開されてくんで見応えがすごい

仲のいいグループの掛け合いを俯瞰して見せられてるのかってほどの掛け合いでした
普通に面白かった
映画館内でも笑い声聞こえてたから、結構な人が笑ってたと思う

最後の終わらせ方が考え深い
結局こういうことしかできないって葛藤と、男って結果そうなのねみたいな悲しみと、ここまでの出来事に対する感情の爆発、先の未来に対する不安、ちょっとした優しさだったり、天気や車の音なんかにも影響されそうな情緒、孤独感と敗北感がこちらにひしひしと襲ってくる静けさでした。
静けさで殴られました

顔をドアップにするのはセリフが少なく感情がわかりにくい彼がほとんどで、映像よりも会話を引き立たせる効果なのかもしれない。
動きはしなやかなアノーラも顔ドアップは少なかったように思えた、感情は表情よりも動きで表現してたのかな? 

なんでかわかんないけど、哀れなるものたちのエマストーンがチラついたから、帰り道はベラのテーマソング?きいて帰った
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