このレビューはネタバレを含みます
アカデミー賞受賞とのことで鑑賞
冒頭のストリッパーたち、きれいだなーっと見とれてしまった。やらしさより美しさの方が際立ってて、生まれたままの姿で踊るのって気持ちよさそうとまで思ってしまった。
あらすじ読んでプリティウーマン系を想像してたから、いい意味で裏切られた。
イヴァンが本当にバカ息子で散財して遊びまくる前半は、呆れて見てて、イヴァンを捜す中盤はコミカルな展開に笑いながらも、イゴールの不器用な優しさにキュンとした。
性欲という人間の中にある動物的な本能が、むき出しの世界で生きてきて、感謝の気持ちを体の奉仕でしか表現できないアノーラが切なく、そして最後に行為を止めて抱きしめるイゴールと泣き崩れるアノーラに性欲を超えた人間らしさを感じた。