このレビューはネタバレを含みます
賞をとっていた作品だと知ったので、映画館に観に行きました。
見終わった後の気持ちを、言葉で何と表したらいいんだろうっていうのが率直、正直な感想だと思いました。
いろんな人の感想を読んで、これが、"映画を観た"っていう感覚、感じ?なのかと!
物語を理解しきれていないのか、うまく?感情移入することができないというか、そんな感じでした。
言語、英語とロシア語、国籍的なこと?とかも分かっていたらもっと理解できたのかも。
って、何を書こうとあらすじを読み直したら、そこに作品の中身が書いてあった!
その後どうなるのだろう?を最初から気にして見ていたから、この場面がラストなんだ…っていう感想になったのだと思いました、
同じ性別だけど、共感できない?それは良いことなのか良くないのか、相手のどこを好きになったんだろうとか、ドラッグにタバコにショッピングにホテルにプールにお酒にパーティーに、その瞬間はとても楽しそうで非日常でパラダイスだけど、その表現がキラキラしているほど、画面を見ているこちらはこれが長く続くはずがないという気持ちになるな、と思いました。
みんな言葉がキツくて、そんなに怒るの落ち着いてって思うけど、それぞれにそうもできない過去があったのだろうか
イヴァンの幼少期が分かったら、あの男の人たちとかお母さんとかにも共感できたのかな、あのお母さんだから今のイヴァンになった、という気もするのだけど。
イゴールが力になりたい、と言ったり、
指輪をどこかのタイミングかで奪っててアノーラに渡すのよかった
君があの一族に入らなくてよかったとも
アニーはお母さんに気に入られようとしてたから複雑、
その後のアノーラの行動は、その心情がとっても複雑な気がして、それを仕事にして(性別を仕事にして?)お金をもらってることとか、でも好きな人とする行為であることとか、キスはしなかった(できなかった?)こととか、それまで泣かなかったのに泣いて叩いていて、抱き合ってて、
そのシーンで終わるのが、心がずーんとなりました。
雪が降ってワイパーの音が耳に残る。
映像がきれいで映画見てる!って感じがして、タバコ吸ってるのなんだかかっこいい…!って思っちゃったし、カメラワークが独特というか、口元をアップにしたり、横から流して止めたり、ズームがあったり、特徴的だなと思いました。
女の人と男の人、若い女の人に向けられる男の人の好意、行動?
どれだけ抵抗しても勝てっこないのとか、叫んで暴れるのとか、性別の違いを見せられたというか、
イヴァンはお母さんが嫌いだからお母さんが嫌うような人間を選んだ、
あなたなんかと結婚しなくてよかった、とかアノーラは強い部分もある人だなと思いました。
2025年10本目(映画館5本目)