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ANORA アノーラの月のレビュー・感想・評価

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)
4.2
ショーン・ベイカー監督・脚本(編集も担当)作品

第97回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門を受賞
第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞

アニー(アノーラ):マイキー・マディソン
イヴァン:マーク・エイデルシュテイン
イゴール:ユーリー・ボリソフ
トロス:カレン・カラグリアン
ガルニク:バチェ・トブマシアン

泣きましたね〜
いやいやビックリ 笑
何がびっくりって、鑑賞中一滴も出なかった涙が鑑賞後トイレに行って 笑
映画館のエレベーター待ってるときにぽろぽろ出てきて…しばらくエレベーターを見送るハメに

面白かったです
いろいろ聞きすぎてる上に最近のアカデミー賞と相性がイマイチの私は躊躇っていたのですが
観に行ってホントに良かったな
と思いました

まずは
マイキー・マディソン!
ころころ表情の変わるとても良い女優!
最近の「裸になればアカデミー主演女優賞獲れる」との揶揄を吹き飛ばし…あ、たくさん裸になってたなぁ〜笑💦
そんなん(裸が)なくても、凄い役者だということはとてもよく伝わりました!

構成も秀逸でしたね
中弛みしそうな中盤は
クレイジーを通り越して、もはやコメディ…笑
笑いました
139分もあったとは思えなかったです

そして
アメリカが抱える貧富の格差をアノーラがロシア系アメリカ人てとこから始まって、物語全体に…街並みや風景、登場人物にもしっかりねじ込んで見せてくれました


⚠️以下ネタバレ⚠️


夢をみたね、アノーラ

アニーと呼ばれたいアノーラ
でもおばぁちゃんが英語を話さなかったという挿話がある限り、彼女のアイデンティティはロシアなんだと思いました
そして、イゴールはおばぁちゃんの車に乗ってる…その車の中で、
イゴールの胸で、アイデンティティとリアルを取り戻したアノーラ

イゴールは「守る者」
アノーラは「光」

賛否が割れてるというラスト
私は、良いラストだったのではないかと思います

曲のないエンドロールからじわじわきて…作中でも多く使われていた鏡を私も手を洗いながら見て…
エレベーターを待ってるときに我慢できずに…

そんな良作でした
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