ミキ

ANORA アノーラのミキのネタバレレビュー・内容・結末

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

イゴールの良さに、俺は、最初から気付いてました!!!!とみんなを言わしめるほど丁寧にイゴールを撮っているね、、
最後切なすぎて泣けた、あのアノーラの感情わかるよ、エンドロール何の音楽もないの潔すぎてまた泣けた、でも突然泣かせるからエンドロールで泣ききれなかったじゃんか、呆然としたまま映画館出た
一方で日本の映画じゃ、こんなに女に紳士的な対応としてくれる護衛のキャラも、女を押さえつけるのは恥だぞ!とはっきり言ってくれるボスも出てこないね
だから最初から全然嫌いになれなかった(違う文化圏の人たちから見たら例えどんだけ不都合な存在であるアノーラであってもこの紳士的な扱いをするのが当たり前なのかもしれないが、、)
4人のドタバタロードムービーの部分が大好きだった、こんなに笑えた映画久しぶりだー そして何より主張を止めない女が大好き、Xでも女を黙らせるなというハッシュタグがこの前までトレンド入りしてたように、そうだよ女を黙らせるな!主張し続けるんだ!誰が何を言ってきても自分の言いたいことは言うんだ!と背中を押される映画だった
一瞬たりとも引かないアノーラ、誰に対しても自分の主張を貫くアノーラ、かっこいい、私もそうありたい、世界の見え方がまた変わった 誰にも負けなくていいんだ、配慮しなくていいんだ、思ったことを思ったまま言うのは最高だ、と、日本社会で窮屈に生きてる女性みんなに刺さったと思う
あんなに中盤笑ってたのが嘘みたいに最後悲しかった
人生は点で見れば悲劇だが長い目で見れば喜劇であるって言葉そのままみたいな映画

でもストリッパーである必要はあまり感じなかったかもしれない???
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