初めて見たのは今から半世紀前…今はもう無くなってしまった奈良県大和高田市にあった地元映画館(高田キネマだったかな…)でした。上映時間に関わらずいつでも入場、座席自由が当たり前の時代、前に座った子連れ親子の5、6歳の子供がドラマシーンに飽きて私の顔を覗き込んでたな…とか、映画はおろか、その場の空気まで良く覚えてる、というのが良い映画だった、という事を表している証拠です。
その後もテレビ放映するたびに何度も見返してきましたが、4KHDRリマスター、更にはドルビーサラウンドときたら、25年ぶりの劇場鑑賞しない理由が無い!
結果、やはり、最高でした…
25年という時間の経過は残酷で、当時あれだけ斬新と思っていた特撮技術は完全デフォルトとなりましたが、平成以降の特撮のフラッグシップとして、知らない子供のむずがりも気にならない程、スクリーンに心酔したあのときめきは更にアップグレードしました。
中でも鳥肌立ったのは、やはりOPタイトルシーン、ガメラ飛行シーン、そして何故かギャオス東京タワー巣篭もりシーンその他諸々…
本田博太郎の今も変わらぬアクの強さ、中山忍や藤谷文子がフレッシュにも程がある演技力だったのも懐かしい。これがシリーズ重ねるごとにどんどん良くなっていく…ような気がします。更には、チョイ役で佐藤二郎や渡辺哲が出てたりと、当時では気付くはずもない発見が随所に。
いやー、これは同仕様のBlu-ray欲しくなるなー!