完全に見る前のイメージと違いました! 思ってたよりも笑いどころ多かったです。
タイトルバック以降、ミステリアスな美少女・カナの人間としてのだらしなさ、情けなさみたいなものが、ちゃんとかっこ悪く映し出されていって引き込まれました。
世界に対して純粋に向き合おうとしすぎて、真面目に生きてない奴ら全員がムカついてしょうがないみたいなカナの生き方が不器用すぎて抱きしめたくなりました。
不格好でもまっすぐに生きようとすることから逃げられない人の苦悩を愛さずにいられないです。
唐田えりかさんの役柄も素敵だったな。
ところでナミビアの砂漠ってなんなんだ、と思ったら、ナミビア共和国にある「ナミブ砂漠」の定点カメラのライブ配信のことなんだろうな。(調べるまでこれの存在すら知らんかった)
劇中でもカナが見てアレ。
砂漠という過酷な環境のなかで、この水場で体を潤してまた歩き出す動物たちのなかに、カナは自分の満たされきらない"まっすぐ生きること"の理想を見ていたのだろうか。