あんまり見たことないカメラワーク、つなぎの連続で面白かった!
河合優実の顔をズームで写しその後切り返して金子大地の後ろ姿をズームで追うシーンは、まるで億泰の「ザ・ハンド」で空間を切り取ったような、割と広い部屋が急に狭まったような感覚になり、2人の居心地の悪さが際立つすごいカメラワークだった
ショッキングピンクの部屋に閉じ込められたカナがセットを抜け出し上階へ登っていくシーンの開放感も素晴らしい、ただ中盤のカナの爆発は目を逸らしたくなった
21歳の男として、確かに近くにいるカナのような人の、そのわからなさは適切な言語での反論を用意しなければならない
『ハッピーアワー』『悪は存在しない』にも出ていた女優さん、語り口の柔らかさとその特徴的な声は強く印象に残るし、何故か芯を感じるその顔と声色はおもしろい〜