ヒカル

オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスターのヒカルのレビュー・感想・評価

2.5
オペラ座の怪人は若い時から好物で、デ・パルマ版(スカパー? 約2回)→劇団四季版(近鉄劇場? 2回)→本作(BD 1回)→ロイヤル・アルバート・ホール版(BDとアマプラ 約7回)と数十年楽しんでます。

上記4作では、ファントム役のラミン(勢い余ってラミンのソロ・アルバムを購入してしまったのは黒歴史)が120点、クリスティーナ役のシエラが95点、初代キャストのサラ・ブライトマンもオマケで楽しめるロイヤル・アルバート・ホール版が決定版で、本作は冒頭のCGが話題になったことしか憶えてませんが、劇場+4kリマスター効果でファンなら間違いなく楽しめるだろうと安易な気持ちで劇場へ。

感想は、オペラ座の怪人関係で本作が唯一1回しか観てなかったのは偶然ではなく、これを1600円払って観た自分はアホだったなと思いました。これにお金払って観るならロイヤル・アルバート・ホール版のBlu-ray版(1300円くらい)かアマプラ版(安売りの500円?で買ったので値段見れません、1000円くらい?)をお家で観る事を20倍オススメいたします。

以下は90%悪口です。ネタバレも糞もないと思うので、改行しません。

◯ クリスティーナ役の人の顔と声 これだけ◯です。ただ、下記の口パク丸わかりの力が入ってない歌い方で萎えます。口パクでもグレイテスト・ショーマンのレベッカ・ファーガソン、ボヘミアン・ラプソディのラミ・マレックの様に完璧に演じてくれれば感動するのですが。

✖ 別録口パク丸わかり 登場人物が口を閉じてるのに歌が流れるのはミュージカル映画として悪手であるが、結構頻発して別録の口パクかなと思わせる。特にクリスティーナ役の熱唱シーンは躰に力が入っておらずに口パク臭が強く☓でCD音源の譜面通りに口パクすれば編集は楽でしょうが、心には響かないです。キャッツで干されてしまったトム・フーパーは同時録音にこだわり、レ・ミゼラブルのアン・ハサウェイとジェニファー・ハドソンの熱唱には落涙させられました。

✖ ジェラルドバトラーのファントム 仕方ないですが、ラミンと比較対象にならないレベルです。(大谷とリトルリーグくらいの差でしょうか)最後のほうだけは自由に歌わせてもらえてそれなりに味がありましたが、時すでに遅しでした

✖ ファントムの過去エピソード ファントムを矮小化させるエピソードで開示の必要性がないどころかマイナスでした。

✖ 戦闘シーン、落とし穴のシーン ひどいカメラワーク、緊張感0 早送りしたかったです。

✖ マスカレード 普通はベスト5に入るみんな大好きなシーンですが、衣装の華やかさ、ダンスのバリエーションなど、すべてにおいてロイヤル・アルバート・ホール版に劣っており、ココも早送りしたかったです。(ロイヤル・アルバート・ホール版は蝶の衣装のバレエダンサーが好きです。)

✖ 4K? 2K以下にしか見えませんでした。リマスター版ほとんど行ってませんが、アバター1のリマスター以外は騙されてます。

✖ 隣のお爺さんがで10分以上何か飲み食いしてポリエチレン系の袋でカサカサうるさい音をたててたので、めちゃ怖い顔で迫って静かにしてくださいねと優しく注意してあげました。スピルバーグのウエスト・サイド・ストーリーでは昔verとの比較うんちくを話すお婆さんグループに悩まされました。オールドスクール系のミュージカル映画はお爺さんお婆さんがいない時間帯が良いかもですので、今後は朝一は避ける様にします。朝一を選択した自分のミスですね、お爺さんごめんなさい。(注意した後に席を数メートル移動→数分後に退場されました)
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