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少年と少女
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『少年と少女』に投稿された感想・評価

3.5
原題は「少男少女」。2023年製作、許立達監督の長編劇場映画第1作目。
今回は台湾文化センターと東京外語大学のTUFS Cinemaとの共催で、猛暑の中、西武多摩川線多磨駅のキャンパスまではるばる行ってきた。
TUFS Cinemaはこれまで何度か香港映画の上映会でお邪魔したが、都心からかなり離れた場所にも関わらず、今回も500人入る会場はほぼ満席で、本企画に対する信頼感と、期待の高さが伺えた。

台湾西部の荒廃した架空の港町を舞台に、社会のセーフネットから取りこぼされた14歳の少年と少女が地獄のような日々から抜け出そうとあがく物語。

登場人物に対する共感は最低限にとどめ、冷徹な視点で、明確な距離感をもって撮られている。
主人公は共に演技経験のない14歳の少年少女で、そのぎこちなさが却って生々しさと無二の存在感をもたらしている。
それを姚淳耀はじめとする実力のある俳優たちがしっかりと受け止めていて、2時間20分の上映時間中、緊張感が途切れなかった。
もちろん監督の演出力あってこそだと思うが、作品のクオリティはかなり演者たちに支えられている。
一般的な台湾のイメージからは程遠い、薄寒くて荒涼とした風景もずっと心に残る。
少女の買春行為を含め、性的な描写も少なくはない物語を、登場人物の実年齢である14歳の演者で撮影するにあたっては、インティマシー・コーディネーターを導入しており、これは最近の台湾映画業界で広まっている流れのようだ。

その点を含めても総じてしっかりと作られた作品ではあるのだが、架空の街に生きる役名のない登場人物たちの物語であるからか、それとも劇中に登場する「珈琲」という名のドラッグのやけに及び腰な描写のせいなのか、時としてリアリティのおぼつかない、よい意味ではない寓話っぽさがちらちらする瞬間があり、この作品に求められるであろう台湾社会の実相性と、物語としてのことさらな悲劇性の狭間で揺れており、迫真さを逃してしまっているように感じた。
このある種の優柔不断さはラストの少年の行動にも現れており、この作品においては観客にその先を委ねるような、死と希望の両義性を提示するのではなく、きっちりと物語にケリをつけるべきではなかったかと思う。
寓話性が強まることで、本当に存在するであろう寄る辺なき子供たちの存在が、フィクションであるかのように受け取られかねない危険性をこの語り口は内在している。
さらにいうと「少男少女」と謳いながらも、少女に対する性搾取についての掘り下げは明らかに手薄であり、終盤には少女は物語に取り残されてしまう。
そしてこれは結局少年のみについての物語だったのではないかと感じてしまった。
liezi
3.5
台北電影節で鑑賞。上映後に監督と主演の少女によるQ&A付。とにかく主演のふたりの怪演ぶりが素晴らしくて、最初から最後まで目が離せなかった。
4.2
記録用
2024No79
見ただけでは重い内容だった。しかし映画のあとの講座を聞くとより深く理解でき、台湾社会の暗い部分、現代台湾の問題を提起。ロングショットで次のシーンやストーリーが気になり、少しずつ映画に引き込まれていくのが印象的。期待される若手監督だそうなので今後も期待です。