前作まで低予算だった本作が、まさかのテレビ東京でのドラマ化も経ての第3弾。あっという間に若手俳優の注目株に登り詰めた髙石あかり、スタントパフォーマーとして活躍の場を拡げていく伊澤彩織、主演の2人に続き遂に阪元裕吾監督もメジャーへ進出となるか。ここ数年の間での進化著しい。万全の体制で臨む集大成的一編。
髙石さんが売れっ子になっていくと続編が難しくなっていくのでは……と思っていたが3人ともまだまだ先を見ているみたい。此シリーズそのものがデカくなっていけば問題なしか。本作では髙石さんも相当な量の激しいアクションをこなす。同様の主演作も控えているしポテンシャル半端ないね。
その万全の布陣へのフックとして現れる池松壮亮。その名に違わぬ最強の殺し屋。伊澤さんに互角以上に喰らいつくその脅威の動作もさることながら圧倒的な芝居力が生み出す気迫。邦画界を牽引する実力派俳優と最初はぼかされ様々な名が巡ったが、此役は池松壮亮でしか有り得なかっただろう。これまではアクションが専業たる俳優が敵役を務めてきていたが全く劣っていない。
予想で名を挙げられた人どれだけいたのかな。他の名は見たのだが、大半がそう思ってなかったってことかな?前田敦子が時たまキンタローに被る。