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室井慎次 生き続ける者のペンのネタバレレビュー・内容・結末

室井慎次 生き続ける者(2024年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

踊る大捜査線スピンオフ映画第4作。
シリーズ通算では8作目の劇場版。

今回は『敗れざる者』『生き続ける者』として二部作の後編に当たる作品。

さて、前編の時点で賛否両論だった本作。「地味すぎる」「踊る大捜査線じゃない」など否定的な意見もありましたが、警察退職後の室井慎次の現在の日常を見れたことだけで私は大満足でした。

サスペンスなんて端から期待してませんでした。後編についても室井慎次の今が見れればそれで満足でした。

小学校3年生で初めて『踊る大捜査線』に出会って以来、私にとって『踊る〜』は、映画やドラマの枠に収まらない特別な存在です。青島俊作や室井慎次が現実世界と並行した時間を過ごし、しっかりと今も生きていることが私にとっての“希望”だったのです。

しかし、その希望は踏みにじられました。室井慎次を殺すという最悪の結末で。


室井さんは、あんな軽装で豪雪の中飛び出たりしない。

室井さんは、犬も大切にするかもしれないけど、何より子どもたちのことを想うはず。子どもたちを置き去りにしてあんな軽はずみな行動には出ない。

本当にこれまで踊る大捜査線を手がけた脚本家か?なんでこんなに室井さんのことが分かってないんだよ。


室井さん。警察辞めたって構わないよ。

踊る大捜査線のメインキャラから外れたって構わないよ。

でも、生きてなきゃダメじゃん。

室井さんは警察を辞めて、秋田で子どもたちと一緒に幸せに暮らしてる。

それでいいじゃん。

いや、それがベストだよ。

こんな形で裏切られるなんて思わなかったよ。

希望を与え続けてくれた『踊る』に絶望させられる日がくるとは夢にも思わなかった。

室井さん。かっこ悪くてもいいから、実は生きてたことにしてくれよ。

お願いだよ……
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